人生なんて、暇潰しという言葉をご存じでしょうか？
確か、かなり年配の女性が人生について語る時に言ったセリフだったと思います。
僕は初めてこの言葉を聞いた時、気持ちが正直楽になりました。
何でかって言うと、僕はその時10代だったので、大人になることが怖かったんですね。
２０歳までにここまで成長して、２０歳になったら立派な大人にならないとって思っていたからです。
だから、人生には段階があって（階段みたいなイメージかな）、その段階を歳を取る毎にクリアしていかないといけないんだと感じていました。
それで、大人になって気が付いたのですが、子供の頃に思い描いていた大人のイメージと随分違うなあと思った訳です。
なんですか？
子供が歳だけ取って、精神面はお子様みたいな。
というか、人生の大先輩であるご老人より若い子の方が学べることが多いなって感じているんですね。
歩きタバコはする。ポイ捨てはする。助けてもお礼を言うどころか感謝もしない。って色々あるんですけど、大人のすることじゃないと感じています。
僕なんて、この間。小学生の男の子に道を譲っただけで「ありがとうございます！」って言われました。
別に僕は道を譲ったと言っても、少しだけ止まって待ってあげただけなんですよ。
気が付かない人は気が付かないレベルです。
それでも、頭下げてお礼を言ってくれたその子になんだかスッと心が落ち着きました。
今って、大人よりも子供に学ぶことの方が多くて・・・
ずっと、そのままのあの子で居て欲しいけど、変わってしまうのかなと思ったら少し残念です。
それで、人生は暇潰しって言葉ですけど、本当に暇潰しかもって今は思います。
多分、それを言ったご年配の女性は深く考え過ぎず気楽に生きていこうって言いたかったんだと思います。
でも、言葉って生きてるから、その言葉が一人歩きして。
何の努力しないでいいんだとか、成長しなくていいんだとか。そんな意味になってしまったんだと思います。
この言葉は大人に言ったのかも知れないけど、子供に伝えたい。
子供って色んな初めてを経験する。その中で失敗も沢山すると思います。
それを暇潰しなんだから、あんまり気にしないでいいんだよ。
人生なんて生きてれば良いことあるよ？と伝えたい。
今、若い子の自殺が目立つじゃないですか？
自傷行為する子も増えてると思う。
そんな子に対して、目的も目標も決めないでいいから。
何も考えずに楽しいことをしなと伝えてる言葉だと思う。
大人なんて正直大したことはない。
会社で役職に付いている偉いはずの人が、悪いことでニュースになったりしている。
僕は人生一通り経験してみて分かったことなのですが、人生を暇潰しにするには余りに勿体ないことだと思う。
でも、楽観的に考えていいと思う。
あなたの今、悩んでいる悩みもいつかは消える。
だから、今自分がするべきことを明確にして実行して欲しい。
人でも物でも能力でも欲しいものは欲しいって言って思っていいと思う。
自分なんてと思わずに・・・僕も若い時そう思ってた。僕なんかが求めていいのかなと。
大人になると我慢できなくなる人が多いんですよね。それは、子供の時に我慢を強いられた反響だと思う。
我慢は出来た方が絶対いい。でも、それは自分が我慢をしたいことに限られると思う。
例えば、法に触れる行為や自分の身を滅ぼす行為は我慢するべきだ。
それ以外なら、もっと貪欲になって欲しい。人に迷惑がかかる行為じゃなかったら、欲しいものは欲しいと素直になって欲しい。
後悔も沢山して欲しい。いつか、その後悔があなたを成長させてくれるから。
人の言葉を借りるが、一番後悔をする人生は一度も後悔をしたことのない人生だ。と。
あなたはいつか必ず幸せになる。
だから、今辛い想いや悩みがある人は人生なんて暇潰しと嘲笑して欲しい。
そんな難しいことじゃないよ。
生きて健康で居さえしたら、それでいい。
いつかあなたは自分の役割に気付くだろうし。
自分が生きたい（居たい）場所にも辿り着く。
どうか、その時まで必死に生きて欲しい。
生きてるのが辛いって人なんて沢山居るけど、そんな人に捧げた言葉だと思う。
生きて健康で居られたら、いつか笑える日がくるから。
その時まで頑張って生きよっ！
僕も辛いことやしんどい時あるけど、なんとか生きてる。
まあ、僕の場合は死ぬ度胸がなくて生きるって選択肢しかないんですけどね！(笑)
でも、それでいいと思ってる。いつか、僕は誰でもない誰かを救える日が来ると思っているから。
その時に多分感じるんだろうな。この為に生きてたんだって。
あなたにもあなたしか出来ないあなたの役割がこの世にはある。
いつか、それに気付いて出来るといいね！
その時までは生きててね。
人生なんて暇潰し。
どうせ、暇潰すなら自分の生きたいように生きてみようよ！
