孤独

最近、独りになりたいと思ってるんですよね?

 

独りで人生を楽しむ方法を探しています。

 

でも、独りで生きていけないことくらい分かってて。

 

人間社会に居る限り、独りってないんですよね。

 

僕、昔と言っても、そんな昔じゃないんですけど。

 

ホームレスになろうとした時期があって、家出を繰り返してました。

 

ほんと、遠くどこかに行けば自分の居場所があるんじゃないかって。

 

実家から6,7時間歩いて40キロくらい歩いたこともあります。

 

一回、携帯も財布も持たずに家出をしたことがあります。

 

携帯とか財布を持っていると本人確認が出来てしまう為、警察に問われた時に家に帰るように促されてしまうので、家がありません。名前も言うつもりもありませんでした。

 

結果から言うと、一日でダウンしました。

 

その時、一円も持って居なかったので、スーパーの試食コーナーも求めてスーパーとかにも行った

のですが、試食コーナー自体なくて。

 

めっちゃお腹空いてました。

 

全国の自販機の下には1億円あると聞いたことがあったので、めっちゃ漁りました。

 

そしたら、500円玉に見えたんですよね。周りの目があるのに、それどころじゃない。

 

コンビニでおにぎり食べたいと思って、無我夢中で漁りました。

 

そしたら、500円玉じゃなくて10円玉でした。

 

僕はその時に、僕にはホームレス無理だって思って、その10円玉を電話賃にしたんですよね?

 

彼女の携帯に電話して、今から帰るからご飯用意しといてってそれだけ伝えて切れました。

 

と言っても、彼女の家まで20キロ以上ありました。脚なんて歩き過ぎて痛くなってました。

 

一歩歩く毎に痛みが走ってましたね。

 

一日夜を外で過ごしたんですけど、性格には2日かな?

 

一日目は土手の建物と壁の隙間で寝て、二日目は電車の高架下で寝ました。

 

知ってますか?ホームレスって陣地じゃないけど、見えない領域があって、僕が寝ようとした高架下には既に先客が居て。

 

夜の2時ころだったかな?

 

暗闇の中に人の形が見えたので、僕はその人にすみませんって言って、その場を去りました。

 

その時にホームレスに誰でもなれる訳じゃないと思いました。

 

僕が自由に生きたいと思っていたホームレスの生活にも、能力が必要だったんですね。

 

だから、その時に僕は普通に生きる選択肢しかないことに気付いて、ホームレスを諦めた瞬間でもありました。

 

あの人達凄いんですよ。

 

外で生活して、外で寝るって生活って一見楽に見えたり、人によってはホームレスの人を馬鹿にした発言をしてる人がいますが、あの人たちだって、缶拾って売ったり配線コードから銅を抜いて売ったり・・・普通の人じゃ出来ない生活をしているんです。

 

僕、どこかでホームレスになれたら、世間のしがらみから抜け出した生活が出来るんじゃないかって思ってたんです。

 

でも、それは僕が生み出した幻想でした。

 

ホームレスにもホームレスの世界があるんだって本当に実感しました。

 

だから、僕がホームレスになろうとした夢もそこで儚く散りましたね。

 

それで、彼女の家に戻ったのですが、公衆電話した所から20キロ以上。

 

お腹空いてたので落ちていた柚子を拾って食べました。ポケットに入れられるだけ入れて・・・

 

めっちゃ美味しかったです。僕の人生史上で一番美味しかったんじゃないかな?

 

柚子ってお風呂に入れる物じゃなくて、食べるものだって初めて知りました。

 

お腹を満たした後、歩き続けることが出来ました。

 

彼女の家に向かってる途中、喉が渇いて水飲みたくなってモールに行って水を飲みました。

 

そこで、気が付いたのですが、ホームレスの人って外に居るから夏は暑いし冬は寒いじゃないですか?

 

だったら、図書館やモール、スーパーなどで快適に過ごしたらいいと思うじゃないですか?

 

でも、それは出来ないんです。何日も洗ってない汚い服にお風呂も入ってないから、臭い体。そんな状態で普通の人が行く所に行ったら浮くんですよ。

 

僕も相当な臭い発してたと思います。でも、椅子があったので少しゆっくりしていこうと思って座ってたら。24時間振りに寝れて・・・

 

周りから見たら相当浮いてたと思います。だって、周りに伝わるくらい臭かったのですから。

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でも、人間そこまでいくと気にしてる余裕なんてないんですよね。

 

2,3時間寝てました。それはぐっすり眠れました。

 

彼女の家まで後5キロくらい。歩けることが出来ました。

 

久しぶりに見る光景を見た時には、なんだかホッとしました。

 

彼女の家に着くと、彼女は臭いから先にお風呂に入ってと言われたのですが、僕はご飯、ご飯出してと先に臭い体でご飯を食べました。

 

そこからですね。僕が家出を止めたのは。

 

きっと僕は、ホームレスに幻想を抱いていたんですね。

 

ホームレスになれば、人のしがらみからも外れて自由に生きれるんだって!

 

でも、そんな甘い生活じゃないと知ることが出来ました。

 

僕は今は普通に生きていますが、もうあの頃の僕ではありません。

 

しかし、やっぱりどこかに自分の居場所があるんじゃないかって、今も居場所を探しています。

 

一つ探せたのは、ブログの中には僕は居るなって思ったんですね。

 

例え、このブログが誰にも読まれなくても僕は書き続けるんだと思います。

 

やっと見つけた。僕の居場所だから。

 

正直、ここ以外で僕の居場所はありません。

 

だから、この場所は何が何でも守っていこうと思います。

 

僕は自分勝手な文章を挙げていますが、ここだけは誰にも気を遣わずに自由に生きたい。

 

ここしか僕の独りの居場所がないから。

 

僕は社交的でもないし、僕と居てもきっと誰も面白くないし。

 

やっと見つけた居場所を僕は守ろうと思います。

 

今回は僕がホームレスになろうとした話でした。

 

皆さんも人に依存しない自分の居場所が見つかるといいですね?

 

独りの時間って絶対必要で、なんていうんですか?

 

自分を見つめ直せるっていうんですか?

 

人と居て楽しいや寂しさを埋められるのは分かりますが、所詮人とは分かり合えない。

 

分かり合えるのは、結局一部のことで。

 

自分のことを一番理解出来るのって、一番自分と付き合ってきた自分なんですよね。

 

自問自答して自分を見つめ直し、自分を認めてあげて、自分を好きになってください。

 

そうしたら、自尊心も上がって。

 

自分が分かるし、人にひどいことを言われたとしても自分はこうだからこう思うみたいな自己肯定感も高くなり、独りでいることも寂しいことじゃないって気付くはずです。

 

僕もブログを書いている時だけは、独りで書いていますが、孤独感を感じません。

 

孤独って独りでいることじゃなくて、誰かと居ても、その場所じゃ自分の居場所が見つけられない状態だと思うから。