被害者が悪いの?

世の中おかしいことがあります。例えば、実体験なのですが自転車に鍵を掛けていなくて盗まれてしまったんです。そしたら、周りの友達の第一声が「鍵掛けてなかったの?それは自分が悪いんじゃん。」僕は言ったんです。「盗む方が悪いんじゃないの?」そしたら、その友達は「鍵の掛かっていない自転車なんか盗むよ。」と言われました。僕はビックリしちゃって。自転車盗んだ加害者を擁護するんだと。その後、大人とか子供とか関係なく自分のことを分かってくれる人を探したんですけど皆同じこと言ってましたね。その時は疎外感を感じたことは勿論、なんで皆口々に同じこと言うんだろうって思いました。これって教育の力や社会の強制力なのかなって子供ながらに感じました。どう考えたって犯罪を犯した方が悪い。ですが、加害者にも動機がある場合があるので情状酌量という言葉があるんです。被害者は100%悪くないと言ってるわけじゃありません。加害者と被害者の相互作用とその場の状況でことが起こったとしても。悪の比重は確実に加害者の方が重くなって当然です。それを被害者にも原因があったんだからと言って、加害者を擁護する理由にはなりません。あくまで情状酌量です。あたかも被害者が悪いって何の根拠もなく決めつけるのは間違ってます。これと同じことが学校や職場でのいじめです。いじめまでいかなくとも嫌がらせですね。いじめられる方にも原因があるとか嫌がらせされる方にも原因があるって言いますけど。あなたはいじめたら倍返ししてくる人いじめますか?嫌がらせしたら怒鳴り散らかしてくる人に嫌がらせしますか?そうなんですよ。いじめをする対象ってやり返して来ない気の弱い人なんですよ。言うならば、自分(自分たち)より弱い人なんですよ。だから、いじめなんです。今誰かをいじめている人や嫌がらせをしている人は理由を言語化して、それが今自分がやっていることに相応しいのか考えてみてください。いじめられている方や嫌がらせを受けている方は戦うか逃げるかしてください。それが出来なければ、助けてくださいと声を上げてください。親でもいいですし友達でもいいです。児童相談所や警察でもかまわないと思います。このままだと自殺してしまいますと言えば、差し迫る気持ちが伝わると思います。話を戻します。こういう社会にしているのは国民全員一人一人なんです。世の中で誰かがいじめや嫌がらせを受けている。そのせいで自殺をしてしまった。加害者は僕たち一人一人なのかも知れません。