獅子は兎を捕らえるにも全力を尽くす

ライオンは兎を捕まえることさえ、決して手を抜くことなく全力を尽くす。そのことから何事も全力を尽くしなさいという諺です。

最初この諺を聞いた時は、百獣の王ライオンが兎くらいに全力を出すなんてって嘲笑していたんですけど。何事も適度でいいんだ。この場合、ライオンは兎を狩るのに必要最低限の能力を発揮するだけで十分だろうと思っていました。しかし、ある時この諺の本当の意味が分かったような気がしました。ライオンと言ったら狩りのスペシャリストです。そのライオンが狩れなかった言い訳をしない為に。相手が誰だろうと敬意を払い、全力で立ち向かっていく姿を想像したら。僕はライオン以上に頑張らなくてはいけない。その世界の頂点にいる者が一生懸命になっているのだから、下位にいる僕は必死にならないといけない。そんなことを思わせてくれた諺です。