103万の壁

よく言われる扶養範囲内で働くには年収103万円以内に抑えないといけない収入額ですよね。この103万の内訳は基礎控除額38万円と給与所得控除額65万円を足したものです。この103万円を越えた場合、所得税が課税されます。課税額は5%から45%の累進課税です。この103万の壁の注視すべき点は納税者の配偶者控除です。配偶者の年収が103万円以下なら配偶者控除38万円を享受することが出来ます。また、もし配偶者が103万円を越えた場合でも配偶者の収入が141万円以下で納税者の所得が1000万円以下(収入が1220万円以下)なら配偶者控除を享受出来ます。現在、この103万の壁はなくなり平成30年1月からは150万円に変更されました。また、配偶者控除の上限額も201万円に変更されました。しかし、未だに配偶者手当の条件を103万円としている企業もありますので各企業に勤めている方はご確認下さい。最後に。103万円の壁はなくなったと言いましたが、配偶者控除の話です。所得税は103万円を越えると課税されますので注意して下さい。